生前対策あんしん相談センターの
生前対策に関する相談事例
横浜の方より身元保証に関するご相談
2024年01月09日
司法書士の先生にご相談があり問い合わせをいたしました。介護施設の入居にあたり、身元保証人を誰にお願いするかで悩んでいます。(横浜)
私は横浜にある有料老人ホームへの入居を予定している70代の女性です。横浜市内の戸建て住宅で独り暮らしをしていましたが、骨折をきっかけに自宅での生活が難しくなったため、サポートが充実している介護施設に入居することにしました。
入居にともない悩んでいることのひとつが身元保証人です。「入居にあたり身元保証人の署名をもらってください」と施設の担当者からいわれ、誰に頼むべきか困っています。
配偶者はすでに死去しており、子供はいるものの外国で暮らしているため、ほとんど連絡が取れない状況です。身近に住んでいる親族は私の姉のみであり、そもそも自分より年上の人にお願いして良いものなのかと思ってしまいます。
そもそも身元保証人はどのような役割を担うことになるのでしょうか。身近な人に頼むにしてもあまり負担をかけたくありません。詳しく教えていただけると助かります。(横浜)
身元保証人を頼むのに適した人は「健康なご家族」や「近所に住む信頼のおける親族」などです。
今回は、老人ホームに入居する際に求められる身元保証人についてのご相談です。
お独り身の方やご相談者様のようにお子様がいらっしゃっても身近におらず、いざという時に頼ることができない方にとって、身元保証人を誰にお願いするかは非常に悩ましい問題でしょう。
「身元保証人は誰にお願いすべき?」というご質問ですが、先に介護施設側が求める身元保証人の役割についてご説明させていただきます。
【身元保証人が担う役割】
- ご相談者様の日常生活の支援(定期的に施設と連絡、施設利用者の健康状態やケアプランの確認、お小遣いの管理など)
- 入院することになった際の手続きや医療の同意
- お亡くなりになった際の身元引受
- 施設利用日の未払いが生じた際の保証人 など
老人ホーム入居時に求められる身元保証人は、ただ記名をすればよいというものではなく、本人の日常生活を支援し、支払いが滞った際には責任を負わなければならない、非常に重要な役割を担う立場です。
そのため、
- 高齢の兄弟(今回の場合はお姉さま)などの親族
- 高齢の配偶者
- 遠方に住む親族
などは、身元保証人としておすすめできません。
また成年後見人に頼めばよいと考える人もいらっしゃいますが、そもそも成年後見制度を利用できるのは認知症等を発症し判断能力が低下した場合であり、健康な人であれは対象外です。そもそも成年後見人は保証人の立場にはなれないので身元保証人には適していません。
そのため身元保証人としておすすめなのは、健康状態に問題のないご家族や入居施設の近くに住む信頼のおける親族等です。しかし適切な方がいない、いたとして重い負担をかけることは避けたいと思う方もいらっしゃるでしょう。そのような場合は身元保証会社の利用をご検討してみてください。
生前対策あんしん相談センターでも身元保証人のご相談をお受けしておりますので、ぜひ一度お問い合せください。身元保証人の就任までの流れや、ご利用における料金などをわかりやすく法律の専門家がご説明させていただきます。ご体調面にご不安があり、横浜までお越しいただくことが難しい方はご自宅まで訪問させていただくことも可能です。相談は完全無料でご対応させていただきます。
横浜の皆様からのお問い合わせをお待ちしております。